藤村 馨 先生

藤村 馨(1978~1997在籍)  1978に厚狭高校北校舎へ赴任。進路指導が専門である私の公務分掌が保健体育部でしたので驚きました。実は、前年度に「心身の健康の増進」のテーマで山口県教育委員会から研究指定を受け研究発表をする年でした。保健体育の授業の研究、業間体操の発明と実践、サアキットコースの設置、ロングホームルームで使う「心身の健康の推進」の教案の作成と研究授業の実施等。藤井、浜岡先生を推進役にして頑張りました.

  1979年夏の甲子園大会出場への山口県予選リーグで、M投手や永田京介(卒業後に長年にわたりコーチ・監督を担い 高野連表彰受賞)の活躍でベストフォーに進んだ。そときの校長森永諭吉氏が甲子園に出場するための募金活動の準備をするよう指示を出しました。

 1989~1990の2カ年つまり、今年度の同窓会総会の当番幹事達の在学中に、文部省から「普通科での勤労体験学習のやり方」の研究指定を受けました。

年度初めの職員会議の冒頭に、赴任したばかりのS校長から研究指定を受諾したのでよろしくお願いしますで、北校舎の教員はみなびっくりでした。

上級学校への進学を目指す生徒たちの学力の向上の妨げにならないような勤労体験学習の在り方を念頭に、夏休み前までに研究のレジメを作成しました。

あらたに分掌を作らずに、既存のもので担当することにしました。教務部は放課後30分、校内清掃と同時に植樹地の開墾と緑化作業…1980に伐採された門前の老松の代わりに欅を、校舎の前庭と運動場周辺にツツジやサツキを植えました。進路部は土曜日の放課後に徒歩で学校林の整備。生徒部は生徒の自主自律の精神を醸成する意味で、ボランティア活動でできることを考えました。生徒会会長のT君と環境美化委員会の委員長M君(現市会議員)の尽力のお陰で、「生徒・教員が日頃お世話になっている地域社会に恩返しをする」ことを目的として、「クリーンキャンペーン」を土曜日の放課後に行うことを決めました。「クリキャン」を合言葉に通学路およびJR厚狭駅駐輪場,物見山周辺,校内マラソンコース、河川海岸清掃大会等へ39~174の生徒が自発的に参加してくれました。1990年には、厚狭郡山陽町の第6回環境衛生大会にて表彰を受け、「地域社会との連携を求めての地域クリーンキャンペーン」をテーマに体験発表を行いました。君たち生徒の協力のお陰で、普通科高等学校での勤労体験学習のやり方についての研究収録を完成し文部省と山口県教育委員へ提出することができました。それ以来,30年経過した2020年の今、高校時代に勤労体験学習で習得したものが、はたして君たちが人生を送るうえで,少しでも役立ったことがあったか否かを是非とも知りたいです。「教育は百年の計」を確認してみたいからです。

 私は、1934年9月生まれで85歳です。教員生活38年、北校舎在籍20年、長期海外研修3回と忌引き以外に授業に穴をあけたことは1日もありませんでした。ちなみに、1979年米国から成田へ、夜行列車で朝、厚狭駅へ、重い旅行鞄を抱えて出校し授業を行いました。丈夫な体に生んでくれた両親に感謝しています。

 目下、心身のフレイル化を予防するために、以下のようなことをやっています。

火・木・土 8:30~10:30グランドゴルフを梶返天満宮の境内で18人の仲間と,水 12:30~14:30 シルバーコーラスきらめき会75人とコーラスを、今年は新型コロナウィルス対策で7月8日のスタートとなりました。従って例年の発表会は中止になりました。昨年は宇部市芸術祭市民音楽祭合唱部門 渡辺翁記念会館で「パプリカ」「麦の唄」混声4部を暗譜で発表しました。暗譜は脳の老化防止に役立ちます。最後に、昨年9月に始まった「宇部市はつらつ健幸ポイント」に参加しています。がん検診等の受診ポイント、健康教室への参加ポイント、毎日の歩数ポイント等で7月10日までに7994ポイント(1ポイント1円)を獲得しています。正に、「継続は力なり」であると思います。