「ドキドキワクワク」
当番幹事長 内藤 勲
久しぶりの帰郷で浮かれたせいか、昨晩のお酒がかなり残っている私は、典型的な二日酔いの自分を顧みず、大幅な遅刻をよそに、初めて参加する同窓会総会懇親会々場へ胸を躍らせ急ぎました。そこには、懐かしい顔ぶれの面々と、遅れてきた来年度当番幹事長が既に真っ赤な顔で酒の匂いをプンプンさせている事に対しての鬼の形相が並んでいました。それでも私はこの後、来年度当番幹事の代表としてステージで挨拶する事になるのですが…
自分の挨拶を残し、全ての催し物が終わる頃には二日酔いも醒め、逆に緊張感で目が覚めた頃、
同級生と共にステージへ。芸人のはしくれとはいえ、笑いを欲しがったマイクでの挨拶は、かんばしくない時に限って近所にある実家の2階にいた妹の耳へまでも届いておりました。解散となった時に、呆然とステージで立ちすくむ私のもとへ、1人のご老人が…「良かったよぉ~」この一言に救われた気がします。厚狭って、ぬくもりがあるんじゃねぇ。故郷を感じる今日この頃です。
あのほのぼのとした活気ある和みのある厚狭高同窓会の当番幹事が、来年は俺達の時代かと噛みしめながら、恩返しの気持ちも含め、成功への気持ちも引き締め、日々準備していたところ…
志村けんさんの訃報で始まり、岡江久美子さんの訃報が続き、コロナの時代になりました。まるで第三次世界大戦といってよいのか、暮らしや生活は未知の世界へと、人と人が接する事にリスクが伴う社会へと変貌していきました。そんな中、名ばかりの当番幹事長である私を除いて準備に奔走していた同級生幹事の皆さんは、究極の判断を迫られます。
厚狭高等学校同窓会総会懇親会初の「中止」
様々な思いが巡り巡る中での苦渋の決断となりました。実際に動き回って頂いていた幹事の皆さんの気持ちの立て直しは大変だったと察します。思いも新たに動き始めてくれた幹事の皆さん、奇しくもテーマに掲げた「輪~いつまでもONE TEAM~」は、その後の幹事の皆さんの原動力、合言葉になったような気がします。おかげで同窓会開催に代わる素敵なホームページができたと自負しております。新たな試み、唯一無二の経験が私達同級生の絆をより深めてくれ、距離を縮めてくれた、そんな思いです。
改めまして、新型コロナウィルス感染症に影響されました多くの皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、今後の皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。
来年度以降もどうなるか読めない世の中です。
笑いの世界は緊張と緩和でございます。まさに「ドキドキワクワク」。
今はコロナ禍において「ドキドキ」ですが、いつかくる「ワクワク」の為に、我慢なのでしょうか。
この現状を乗り越えた新しい厚狭高同窓会の景色に「ドキドキワクワク」したいと思います。
最後に、今回のホームページ作成に携わった私以外の当番幹事のみんなに拍手をお願いします。